通信くさぶえ 974号

気温や降水量の平年値が更新されます。

 気温や降水量の平年値が5月に10年ぶりに更新されます。平年値は、気温や降水量、「冷夏」や「暖冬」などを評価するため、過去30年間の平均的な値ということで、気象庁が10年に1度見直しています。

 今年が更新の年に当たり、1991年から2020年までのデータで計算し直した値が公表されました。この新しい平年値は、2010年までのこれまでの平年値と比べて、年間の平均気温は各地で高くなっているようです。

 地域別に見ると、東日本で0.4℃、北日本と西日本で0.3℃、沖縄・奄美で0.2℃、それぞれ上昇しています。サクラの開花も全国のほとんどの地点で1日から2日、早くなっています。

 また、降水量は毎年のように相次ぐ豪雨災害を反映して増加した所が多いそうです。10%前後増えたのは、夏は北日本と西日本の日本海側、秋は東日本と西日本の太平洋側となっています。冬の降水量はほぼ全国的に増えているものの暖冬傾向を反映して、降雪量は多くの地点で減り、30%以上減少する所もあります。

 気象庁は、「平均気温の上昇の背景には地球温暖化の進展のほか地点によっては都市化によるヒートアイランド現象もあると考えられる」としています。

 この平年値の更新の結果は、暮らしの中で感じている感覚に合っているように思います。農業をしていく中でも、このような変化はいろいろな所で影響があることが考えられるので、非常に重く受け止めています。

ブログのトップページに追加しました!

 くさぶえ農園のブログのトップページに、「主婦の目線で出荷しています。」という項目を追加しましたので、ここで紹介させていただきます。

 毎回、1箱に8~10種類の野菜を詰め合わせていますが、収穫してきた野菜を作業場で調整して、袋詰めを行います。傷んだ葉はないか、虫食いの葉はないか、虫はいないか、など、1つ1つ確認をしながら重さを計り、袋に詰めていきます。この作業が根気がいる大変な作業なのですが、お客様に届ける野菜のとても重要な作業です。

 この作業には、うちの家族以外に近くの主婦の方数名に手伝っていただいています。大変な作業なのですが、みんな野菜が大好きで、和気あいあいと楽しそうに作業をしてくださっていて、本当に感謝しています。

 工業製品のように全ての野菜を均一に揃えて栽培し、収穫することは困難ですが、「これぐらいのサイズなら使いやすいよね」、「この組み合わせなら料理しやすいかな」、「少し虫食い跡があるけど、この程度なら調理して問題ないね」、「この形かわいいね!」など、主婦の厳しい目、時に野菜に対する優しい目で調整作業をしています。

 また、「前回、この野菜食べて、美味しかった!」、「こんな風に料理したら、子供たちが喜んで食べたよ!」とお届けしている野菜を一緒に食べていただきながら、「これはお客様にも喜んでもらえるね!」と想像しながら出荷しています。

 そんな普段使いの野菜を中心として、主婦の目線で袋詰めした野菜を、皆様の食卓に届けていきます。

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