通信くさぶえ 517号

種播きを始めました!

 連日、最低気温がマイナス10℃前後の日が続いています。そんな寒さの中にも春の気配が感じられるようになってきていて、ハウスの野菜たちも敏感に感じ取っているようです。今まで寒さに耐え、葉を地面にへばりつくように伸ばしてきましたが、ここにきて葉を上に向けて少しずつ伸ばすようになってきました。

 2月も半ばを迎え、貯蔵していた白菜がなくなりました。小タマネギや長ネギも残り僅かとなってきています。

 それでも、他に貯蔵しているジャガイモやニンジン、大根、キャベツなどはまだ余裕がありそうです。また、ハウスの小松菜やホーレンソウ、水菜、からし菜なども寒さで生育が遅いものの、滋味豊かな野菜に仕上がってきています。小松菜やからし菜は寒さで外葉が黄色くなっていますが、しっかりした株になってきていて、次第に上に伸びてきています。これからもう少し大きく育ってくれることを期待しています。

 そのため、2月中から3月初め頃までは通常の宅配でいけそうです。その後、野菜の状態によってミニ野菜セット「春待ちセット」に切り替えていきたいと考えています。

 育苗ハウスでは、「春待ちセット」用の葉物野菜の種播きも始まり、電気温床の中で発芽し始めています。画像は小松菜の芽生えです。

News517

 また、先日は今年使う種子の注文もしてきました。お世話になっている種苗屋さんで、様々な野菜の種子の情報などを教えていただきながら、新しい品種も取り入れて注文することが出来ました。1年に1回の情報交換ですが、いつも貴重な情報を教えていただき、有意義なお付き合いをさせていただいています。

 この寒さの中、くさぶえ農園も暖かい春に向けて少しずつ動き始めています。

勉強会に参加しています。

 この冬、有機農家の仲間でさかんに勉強会を行っています。しかも、その勉強会はスカイプを使ってのパソコン会議です。参加している有機農家は長野県内に留まらず、茨城県、千葉県、埼玉県、岡山県など日本各地から参加されています。こんな風に自宅にいながら、パソコンを使って農家同士が情報交換出来るようになるとは驚きです。地域によって様々な条件の違いややり方があるということがよく分かり、貴重な情報交換の場となっています。

 また、㈱ジャパンバイオファームの小祝政明氏のパソコン勉強会にも参加しました。小祝氏の提唱する有機栽培は、くさぶえ農園も大変参考にさせていただいています。そこでは、非常に高度で実践的な有機農業の技術について小祝氏から直接教えていただくことが出来ました。

 これらの勉強会から、くさぶえ農園の今後の課題や目標などもおぼろげながら見えてきたように思いました。自分の農園を客観的に見ることが出来て、いい刺激となりました。早く畑に出て、今年の種子を播きたい、そんな気持ちです。少しずつくさぶえ野菜もレベルアップさせていきたいと考えています。