通信くさぶえ 956号

秋が深まってきました。

 どこを見渡しても美しい紅葉の信州です。葉の色が次第に茶色に変わってきました。秋の深まりを感じます。先週末は暖かくなりましたが、今度は12月並みの寒気がやってくるようです。気温差が激しいですが、やはり少しずつ季節は進んでいることを肌で感じています。

 夏の間、トマトやキュウリを栽培してきたハウスの中も、小松菜やホーレンソウなど冬の葉物野菜の栽培に切り替わってきました。水菜や冬菜などを定植しながら、露地のジャガイモなどの収穫を進めています。

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ミニ白菜をお届けさせていただきます。

 まずは、ミニ白菜をお届けさせていただきます。くさぶえ農園では、ミニ白菜を少し大きめに育つように株間を広めにして栽培しています。寒さに当たり、甘味が増してきています。これからの季節、鍋物に重宝するのではないでしょうか? 炒めても美味しいですし、生のまま千切りにしてサラダにしても美味しいです。

 今年は、7月の豪雨で畑全体が田んぼのように水に浸かりました。畑の低い所の水はなかなか抜けてくれませんでしたが、その後、そこに白菜を作付けたところ、多くの白菜が根こぶ病に罹患してしまいました。

 幸い、ミニ白菜には発病が見られず、順調に育ってきてくれました。また、根こぶ病に罹患した白菜も、半分以上の株が復活してきて、しっかり結球してきています。冬の間にお届けする白菜をなんとか確保出来そうで、ホッとしています。

 ミニ白菜は、これから貯蔵して来年の2月頃までお届けさせていただきます。大きめの普通の白菜も貯蔵して、ミニ白菜が終了したら、代わってお届けする予定です。

ジャガイモが思ったより収穫出来そうです。

 上述の豪雨の影響で、ジャガイモ畑も浸水して田んぼのようになってしまいました。なかなか水が抜けなくて、かなりの数のジャガイモが腐ってしまったようです。

 でも、収穫してみると思っていたよりも、生き残ったジャガイモが多く、この状況の中ではまずまずの収量となりそうです。

 それでも、春までの分は足りないので、今年は佐久穂町の「あさひや農場」さんと「のらくら農場」さんから無農薬無化学肥料栽培のジャガイモを分けていただくことにしました。両者ともお世話になっている先輩農家さんです。この冬は両農場のジャガイモもお届けさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

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