通信くさぶえ 556号

カブやキャベツを収穫して貯蔵しています。

 いよいよ寒くなってきて冬支度に追われています。ジャガイモの収穫に引き続き、先週はカブを収穫して箱詰めしました。白いカブ、紅白のカブ、そして赤カブ、合わせて約250kgを納屋に貯蔵しました。これから1月頃までお届けさせていただきます。

 赤カブの出来が良いことを通信に書きましたが、白いカブの「スワン」も、紅白のカブの「あやめ雪」も虫害が少なくて、肌が綺麗なカブがたくさん出来ました。激夏となった一昨年は、カブは今までで最低の出来でしたが、その時の反省を踏まえて、今年の夏の暑さの中でも質の良いカブが出来たように思っています。

 画像は白黒では分かりづらくて申し訳ありませんが、「あやめ雪」を土から引き抜いて並べたところです。この後、葉を切り落として箱詰めしました。「あやめ雪」は柔らかくてしっとりとした肉質で甘みがあります。彩りを生かして、サラダや酢漬けがお薦めです。紫色は薄くなってしまいますが、炒めたり、煮たりしても美味しいです。すぐ柔らかくなるので、加熱する際には時間は短めが良いかと思います。

 カブに続いては、キャベツの収穫、貯蔵を行っています。キャベツの出来も良さそうです。この後、白菜、大根、長ネギ、ニンジン、ゴボウ、ナガイモと収穫作業が続いていきます。

News556

旬をおいしく  野沢菜

 例年、野沢菜漬けを漬ける前のこの時期に、とれたての野沢菜をお届けさせていただいています。昨年は野沢菜の出来が悪くて生の野沢菜をお届け出来ませんでした。今年は野沢菜の出来が良さそうなので、とれたての野沢菜をお届けさせていただきます。

 以前に紹介したレシピですが、なかなか美味しく漬かるので即席漬けを再掲します。漬けてすぐに食べられますが、次第にコクが出てきます。冷蔵庫で1ヶ月ぐらいは保存できます。

 野沢菜は炒めたり、味噌汁やスープに入れたりしても美味しいです。信州の旬の野菜をいろいろとご活用ください。根元にはカラマツの枯れ葉が挟まっている場合には、少し長めに根元を切り取り、その上の部分を調理してください。

野沢菜の切り漬け

材料

 野沢菜 500g
 塩 15g(3%)
 昆布 6g
 赤唐辛子 小1本
 調味液
  塩 10g
  しょう油 60ml
  みりん 20ml
  酢 20ml
  黒砂糖 30ml

作り方

  1. 野沢菜は洗って3cm長さに切る。あればかぶも食べやすい大きさに切り、3%の塩をまぶして重石をし、水が上がるまで半日からひと晩置く。
  2. 昆布は細くはさみで切り、赤唐辛子は種を取って小口切りにする。
  3. 調味液を作り、②を加え、①を漬ける。ひと晩ぐらい置くと塩気がなじむ。

■野沢菜は①の下漬け無しでも漬かるが、調味液が薄まりやすくなる。残った調味液は、一度煮立てて、少しずつ調味料を足し、2、3度は使える。

(「作って楽しむ信州の漬物」 横山タカ子より改変)