通信くさぶえ 712号

ようやく降った雪は大雪となりました。

 この冬は春がそこまで来ているような暖かい日が続いていました。そうは言ってもマイナス7℃ぐらいまでは下がっているのですが、周りにほとんど雪がない状態でした。こんなに雪が降らないと、スキー場は大変だろうな、と心配したり、この後ドカ雪がくるんじゃないか、と警戒したりしてきました。

 17日夜半より、今年一番の寒気が南下し、南岸低気圧が北上してきたため、いよいよ雪が降り、農園周辺では30cmぐらいの積雪となりました。いきなりの銀世界となりましたが、この時期はやっぱりこんな風景でなくちゃ、と思いました。ただ、ハウスがつぶれるような大雪はもう勘弁して欲しいです。

 しばらくは雪が降りやすい天気が続きそうなので、ハウスの間に落ちてきた雪をしっかりとかき出して、次回の雪に備えたいと思います。

News712

ハウスの葉物がしっかりと寒じめされてきました。

 ハウスの小松菜やホーレンソウ、からし菜、水菜、冬菜などの葉菜類がしっかりと寒じめされてきました。葉がしんなりしていたり、変色してきたりしていて、見た目は悪いですが、柔らかくて甘みたっぷりの滋味深い味わいになってきています。

 今シーズンは日中暖かい日が多く、これらの葉菜類がいつもよりも生育が良いようです。小松菜も大きく育っています。そのため寒くなってきて、いつもよりも垂れ下がっている外葉が大きく、収穫時に葉がからまってしまい、葉が切れることが多くなってしまいます。あまりひどい葉は取り除きますが、多少破れた葉も付けてお届けさせていただきますので、ご了承ください。

今年は通常宅配でお休みなくお届けすることを目標にしています。

 昨年は、春先にミニ野菜セット「春待ちセット」を組み合わせることで、宅配をお休みすることなく、野菜を通年でお届けすることが出来ました。今年は、通常宅配のまま通年でお届けすることを目標にして取り組んでいます。

 貯蔵する野菜の作付けを増やしてきましたので、今年はいつもよりも貯蔵野菜が豊富にあります。ハウスの葉菜類も順調に生育しています。また、長ネギ、ゴボウ、ナガイモは、4月になってから収穫する分を畑に残してあります。これらを上手く組み合わせることで、通常宅配のままお届けが出来るかもしれない、と期待しています。しかし、貯蔵し始めた11月下旬頃がいつもより暖かく、例年よりカブのス入りが早かったり、ジャガイモなどの収穫時に傷つけたものにカビが早くから生えたりしてきています。また、ハウスの葉菜類は例年よりも生育が早くなっています。

 この後、これらの影響がどれぐらい出てくるのか、不確定な要素もありますが、野菜の状態を見て、場合によってはミニ野菜セットも組み合わせながらお届けしていきたいと思います。