通信くさぶえ 893号

浅間山が噴火しました。

 ご存じのように、7日の夜に長野、群馬県境の浅間山で小規模な噴火が発生しました。噴火は2015年6月19日以来、約4年2ヶ月ぶりになるそうです。

 7日の夜、突然広域放送が鳴り、浅間山が噴火したことを知りましたが、夜なので何も分かりませんでした。翌朝も雲が多く、農園からは噴煙がはっきり確認出来ませんでした。

 その後、新たな噴火は発生しておらず、噴火後の聞き取り調査では群馬県嬬恋村、長野原町で、降灰が確認されましたが、長野県内では確認されていないそうです。

 お客様にはご心配いただき、「大丈夫ですか?」とメールもいただきました。ありがとうございました。とりあえず、大きな被害がなく、ホッとしています。

「もっと、くさぶえ野菜」のキュウリを「シャキット」に代えさせていただきます。

 前回の通信で、お届けしているキュウリが、「夏すずみ」より「シャキット」の割合が増えていくことをお知らせしましたが、「もっと、くさぶえ野菜」のキュウリを「夏すずみ」から「シャキット」に代えさせていただきます。「シャキット」は生のままでも、火を通しても、漬物にしても美味しいキュウリですので、いろいろな食べ方を楽しんでください。今後、露地栽培の「夏すずみ」がたくさんとれ出してきたら、「もっと、くさぶえ野菜」は「夏すずみ」に変更させていただく予定です。

微生物たちの力を借りて、畑を耕しています。

 天候不順の影響で遅れていますが、秋冬野菜の畑で太陽熱養生処理を行っています。画像はキャベツやブロッコリー、カリフラワーなどを定植する予定の畑で、太陽熱養生処理を行っている様子です。この処理後、マルチをはがしたところにキャベツなどの苗を定植していきます。

 太陽熱養生処理とは、元肥を施用してから透明なビニルマルチを張って、適度な水分と温度を保ちながら20~30日程おくというやり方です。

 マルチの下の地温は40~50℃にも上がり、放線菌・納豆菌・酵母菌などの有用な微生物を殖やすことで有害な微生物の勢力を抑え込むという効果があります。また、雑草の種子も温度が上がって死滅してしまいます。

 この過程で、アルコール発酵が土の中で行われ、それにより大量の二酸化炭素が放出されると、土中に間隙を作っていきます。この作用がマルチで覆われているため、土中深くへと広がっていき、固い耕盤も壊すことが出来るそうです。出来てきた隙間を基に、水溶性の炭水化物や微生物、土壌動物の働きによって、土の団粒構造が作られていきます。

 微生物たちの力を借りて、畑を耕しています。

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