通信くさぶえ 531号

レタスやミニキャベツなども大きくなってきました!

 暑くなったり、寒くなったり、野菜たちも人間もなかなか調子が出て来ないまま、梅雨に突入しそうです。そんな中でも、ようやくレタスやミニキャベツなども大きくなってきました。これからお届けする野菜も賑やかになっていきます。

 下の画像は、「美味タス」を密植して栽培しているところです。「美味タス」は、結球レタスのようなシャキシャキ感が特徴の半結球レタスです。整然と並んだ様子はまるで花が咲いているように綺麗です。

 今年はこれまで以上にミネラル肥料をしっかりと施肥するように心掛けています。そのおかげで、野菜たちは軟弱徒長して病虫害に侵されることが少なくなってきているようです。今、お届けしているミニ大根やカブはハウスで育てたものですが、今までは暖かくなるこの時期にアブラムシやキスジノミハムシなどの虫害に悩まされてきました。しかし今年は、チッソ分を抑えて、ミネラル分をしっかりと効かせたり、乾燥しないように水管理を丁寧に行ったりしたおかげで、驚くほど肌が綺麗に仕上がりました。

 お味の方はいかがでしょうか?感想なども教えてください。宜しくお願い致します。

News531

ブログを分かり易いように作り変えています。(その2)

 通信527号から間があいてしまいましたが、今回続きを紹介させていただきます。

■高原という環境で育つということ

 くさぶえ野菜は、浅間山、蓼科山、そして北アルプスを望む、標高約千メートルの高原で育った野菜です。ここでは昼夜の寒暖の差が大きいため、野菜の甘みが強く、野菜本来の味を楽しんでいただけます。また、冬場は積雪も少なく、最低気温がマイナス10℃以下にもなるため、畑の土は深さ20~30cmまで凍ってしまい、病害虫が越冬しづらい環境です。そのため、夏場の病害虫の発生が少なく、無農薬栽培が行い易い環境だと思います。

■有機認証を取得していません。

 2000年10月に施行された改正JAS法によって、農林水産省が認めた機関の認証を受けないと「有機」と表示できないことになりました。喜ばしい流れのような気もしますが、欧米の認証制度を取り入れた今回の法改正は、小規模ながら多品目を生産し「提携」という形が主流である日本の有機農業の実状に合わない面が多々あるように思います。

 ただでさえ厳しい国内外の農業事情の中で農家の側にかなりの負担を強いる内容でもあります。また、30種類以上の農薬が使用して良いことになっています。

 これからの法律の行方と国内外の農業事情の変化についてしっかりと見極めていく必要はありますが、くさぶえ農園は、「提携」という形での農業には現時点では認証を受ける必要はないと考えています。野菜を食べていただく方々との信頼関係を重視し、「有機」と表示出来なくとも、認証基準をクリア出来るような「無農薬・無化学肥料栽培」の野菜を作っていきたいと思います。(つづく)