通信くさぶえ 470号

暖かい日が続いています。

 1月は寒かったのですが、2月に入ると「もう春なの?」という暖かい日が続いています。3月下旬の陽気という日もありました。おかげで寒そうにしていたハウスの中の小松菜や水菜も少しは元気になってきたように見えます。まだまだ春までには、寒くなったり、暖かくなったりを繰り返しながら、少しずつ暖かくなっていくことと思います。極端な寒さや暖かさ、そして大雪、大雨などの荒れた天気にならないように祈るばかりです。今年は豊作になりますように!

大豆をお届けします。

 今シーズンは大豆を少し多めに栽培しました。でも、虫害が多くて収量は今ひとつでした。少しずつですが、食べていただきたいと思います。選別してお届けしていますが、豆に紫色の部分がある、紫斑病の大豆も混じることがあるか、と思います。この病気に効果のある農薬があるそうで、無農薬大豆にこだわった豆腐屋さんでは、この紫斑病の大豆が混じっていることが無農薬栽培の証だとして安心して購入するという話を聞いたことがあります。この豆は食べても問題ないそうです。

 くさぶえ農園の隣の家では大豆の葉っぱと莢を綺麗にシカに食べられてしまったそうです。その話を聞いて冷や汗をかきましたが、何で農園の大豆は食べられなかったのか、不思議でなりません。その反対側の隣の畑でもシカの食害がひどかったようで、この冬に畑全部を電気柵で囲うと話していました。僕が新規就農してから11年ですが、この辺りでも年々シカの被害が深刻になってきています。異常気象だけではなくて、こういった動物たちに対しても対策を考えていかなければなりません。

 話が逸れてしまいました。大豆に話を戻します。大豆は必要な量をボウルなどに入れ、熱湯を多めに注ぎ入れて、そのまま2時間置くと戻ります。いろいろと戻し方を試しましたが、これが一番簡単な方法のようです。

 豆の中でも大豆だけは、もどし汁にも旨味が出るため、もどし汁ごとアクを取りながら煮ると美味しさが更にアップするそうです。また、大豆が柔らかくなってから調味料を加えないと大豆がかたく仕上がります。少しかために茹でておいて冷凍保存しておくと便利です。

 五目煮豆などにする他、煮て柔らかくなった大豆をサラダ野菜と一緒にドレッシングで和えれば、美味しい「豆サラダ」になります。また、カレーやスープなどに加えてみても美味しいです。

ナガイモをお届けします。

 通信467号に書きましたが、ナガイモは毎年栽培している、「改良短形自然薯」という品種に加えて、「ミニチューバー・ヤマトイモ デブ系」という品種を少し作りました。同じ畑に続きで一緒に栽培したため、収穫したものを見ると、どちらの種類か判断に迷うものが出てきてしまいました。

 今回お届けするナガイモは、この2種類のどちらか1種類をお届けさせていただきます。ある程度判別可能なのですが、もしかしたら品種を間違えてしまうものもあるかと思います。食べ方はどちらも同じですが、すって食べる時に、「ミニチューバー・ヤマトイモ デブ系」の方が粘りが強いです。ややこしくてすみませんが、ご了承ください。