暖かくなってきたのですが・・・
この春は、寒かったり、暑かったりといつも以上にその変化の幅があり、野菜にとってなかなか厳しい天候です。5月に入ってからマイナス2度近くまで下がる日もあり、露地の野菜は生育が遅れています。
ようやく暖かくなってきたと思うと、今度は昼間は初夏のような陽気となり、気温は高くなってもいいのですが、雨が少なめで、畑が乾燥気味です。これで雨が降れば、露地の野菜たちも一気に大きくなっていくと思うので、今週の雨に期待しています。
また、今週は日本付近に南から暖かな空気が流れ込み、全国的に気温が高めの予想となっています。この傾向は来週にかけても続く可能性が高く、気象庁は全国的に高温に関する異常天候早期警戒情報を発表しました。しばらくは暑い日が続きそうです。
そんな中、畑で野菜の収穫をしていると、エゾハルゼミの鳴き声が聞こえてきました。畑の横の雑木林の縁にはフデリンドウが小さな青い花を咲かせています。いつも以上に天気の変化が激しく感じられますが、自然界の生き物たちはいつもと同じ時期に活動していることに不思議と思うと同時に、安心感を覚えています。
トウモロコシを定植しました!
いよいよトウモロコシの植え付けも始まりました。昨年は後半最後の方で病気が出てしまい、最後の方のトウモロコシのお届けが少なめになってしまいましたが、今年はたくさんのトウモロコシをお届けしたいと張り切っています。
くさぶえ農園では、トウモロコシは苗を育てて、画像のようにマルチに深さ10cmほどの穴を開けて、その穴に苗を落とし入れていく、穴底植えというやり方で定植しています。まだ霜が降りる心配があるこの時期ですが、穴の中は地上よりも暖かく、寒さ対策として有効です。また、普通に植えるとマルチの上に出てきてしまう、トウモロコシの根が地中にしっかり張ることで、台風などによる倒伏被害を軽減できることも期待しています。
真夏の暑い時期に、美味しいトウモロコシを食べられるようにしっかり育てていきたいと思います!
ジャガイモやニンジンがそろそろ終了します。
冬中、お届けしてきたジャガイモやニンジンがとうとう終了となりそうです。昨シーズンは豊作だったおかけで、この時期までお届けすることが出来ました。
この時期のジャガイモは、適度に水分が抜けてきて、新ジャガとはひと味違う美味しさがあります。ジャガイモの芽が動き始めて、表面が柔らかくなってきたり、しわがよってきたりして見た目は悪くなってきますが、この時期のジャガイモは一番美味しいのではないか、と個人的には思っていますが、いかがでしょうか?
ニンジンも収穫後、低温で貯蔵してきて、甘味が強いものになっています。表面にしわが寄ってきたり、根の先端や首の部分に傷みが出てきたりしたものもありますが、まだ美味しく食べられると思います。根の先端などの傷み具合を確認するために少し切り落とさせていただきますが、ご了承ください。冬越しのニンジンの味を最後まで楽しんでいただけたら、と思います。