今年の秋は、「過去100年で最も暑い秋」となりました。
気象庁によると、今年の秋(9月~11月)の平均気温が1898年の統計開始以来、最も高かったそうです。地球規模の温暖化と3年続きのラニーニャ現象がその原因として分析されています。
今年の春(3~5月)は統計開始以来4番目、夏(6~8月)は2番目の暑さを記録しました。いずれも夏に猛暑や冬に厳冬をもたらす原因とされるラニーニャ現象が、2020年の夏から現在までほぼ継続して発生していることを理由に挙げています。
今年の秋もラニーニャ現象の影響で、日本の上空を流れる偏西風が北へ押し上げられ、シベリア大陸からの寒気の影響を受けにくかったため、日本全体が暖かい空気に覆われました。特に、11月は西高東低の冬型の気圧配置が弱まり、気温の高い日が続きました。
寒くなる、寒くなる、と言われていた割には、暖かい日が多く、おかげで冬野菜がしっかりと育つことが出来ました。でも、この冬はラニーニャ現象の影響で寒さが厳しくなりそうなので、それまでにしっかりと冬越しの準備を進めていきたいと思います。
白菜を貯蔵しました!
大根に続いて、白菜を収穫して貯蔵しました。大根よりは深い穴ではありませんが、白菜の方が1つ1つが大きいので、容量の大きい穴の中に貯蔵しています。長さは30mほどにもなりますが、今年は白菜の出来が良いので、この貯蔵スペースがいっぱいになりそうです!
旬をおいしく 赤カブ
今週は、赤カブをお届けさせていただきます。赤カブは彩りを生かして、生のままサラダや酢漬け、マリネなどで食べてみてください。サッと湯がく程度なら、色もそれ程ぬけず、柔らかくなって美味しいと思います。
毎年紹介するレシピになりますが、参考にしてみてください。うちでは下記のレシピの酢液以下を1割減ほど少し薄めに作っています。
赤カブの甘酢漬け
材料
赤カブ 1kg
ふり塩 50g
酢液
酢 1カップ
みりん 40cc
砂糖 50g
塩 20g
コンブ 10g
赤トウガラシ 3本
作り方
- 赤カブを洗い、葉を切り落とし、カブは3~4mmの半月か輪切りにする。
- ふり塩をして、一日塩漬けする。
- みりん、砂糖、塩を煮立て、砂糖と塩を溶かす。冷めてから酢を加えて酢液を作る。
- 容器の底にコンブをしき、塩漬けした赤カブを並べ、刻んだコンブと刻んだ赤トウガラシをところどころに散らしながら、カブと交互に漬ける。
- 上段にコンブをのせ、酢液を注ぎ、押しぶたと重石(600gぐらい)をして、冷所で3日ほど漬ける。食べるときは、(お好みで)とり出したまま放射状に切って食べる。