通信くさぶえ　563号

畑を耕すということ・・・その１

　ここ数年、有機農業について勉強する機会が増えてきました。より良い野菜作りが出来るように、自分なりに取り入れていきたいと思っています。その一部は通信でも紹介させていただいてきましたが、この機会にまとめてみたいと思います。

　農業を始めた頃は、畑を耕すということはトラクターのロータリーを使うのが一番だと思っていました。見た目にも綺麗になるし、広い面積を耕すには無くてはならないと思います。

　ただ、トラクターは重くて、土を固めてしまうことは容易に想像がつきます。そして、ロータリーで耕耘することで更に土の団粒構造を壊してしまいます。その結果、地表から深さ20～30ｃｍぐらいに耕盤と呼ばれる硬い層が出来てしまいことが多いようです。（つづく）

中村さんのリンゴをお届けさせていただきます。

　遅くなりましたが、中村さんのリンゴを少しずつ入れさせていただきます。枝などで傷がついたリンゴも混じりますが、消毒の回数を減らし、除草剤や化学肥料を使わずに栽培した、美味しいリンゴです。この時期になるとリンゴの中のミツが消えていきますが、ミツがなくなっても、リンゴ全体の糖度はほとんど変わらないそうです。

　「もっと食べたい！」という方は中村自然農園に直接、リンゴの注文をお願いします。今季はまだ少し在庫があるそうなので、ご注文はお早めにお願い致します。

　今季のリンゴは風で傷が付いたものが多かったのに加えて、中村さんはリンゴが完熟するまで収穫しないため、周りのリンゴ農家さんよりも収穫期が少し遅いのだそうですが、収穫直前に鳥たちに今年は狙われてしまったようで、鳥の食害のあるリンゴがいつもよりも多いそうです。これらのリンゴはジュースなどの加工品として販売されます。無添加で短時間の加熱殺菌だけで作ったジュースです。こちらもリンゴと合わせていかがでしょうか？

　同じく安全な作物を作ろうとがんばっている農家として応援よろしくお願いします。