厳しい寒さが続いています。
今年は本当に冬らしい、厳しい寒さを迎えています。先週は、最低気温がマイナス14℃に達しました。また、16日(日)には10cmを超える積雪もありました。これだけ寒いと暖かい春が待ち遠しくなりますが、近年の暖冬とは違って、冬がしっかり寒いと、今年1年の気候が穏やかなものになるのではないか、と淡い期待を抱いてしまいます(本当にそうなることを願っています)。
ハウスの中で無加温で育っている、小松菜、ホーレンソウ、水菜、からし菜、冬菜、オークレタスもこの寒さで縮こまっています。しっかりと「寒じめ」されて、見た目は悪くなってきていますが、糖度を増して、甘味が強くなり、美味しくなってきていると思います。冬ならではの味をお楽しみください。
農園の周りは一面の銀世界です。しばらくはこの雪も消えそうにありません。画像のように浅間山(一番右側の山)も雪化粧して綺麗です。朝、裾野に雲海が広がっている風景です。
旬をおいしく ナガイモ
ナガイモは毎年栽培している、「改良短形自然薯」という品種に加えて、「ミニチューバー・ヤマトイモ デブ系」という品種を少し作ってみました。この品種はヤマトイモの系列で粘りが強くあります。味も良く、土質によっては掘りやすい形に仕上がるという話を聞いて試してみました。
いざ作ってみると、「改良短形自然薯」と同じような様々な形のものが出来て、外見もよく似たものとなりました。同じ畑に続きで一緒に栽培したため、収穫したものを見ると、どちらの種類か判断に迷うものが出てきてしまいました。「改良短形自然薯」としたものの中に、「ミニチューバー・ヤマトイモ デブ系」が混じっている場合もありますが、ご理解いただければ幸いです。
どちらの品種も同じような食べ方が出来ますが、「ミニチューバー・ヤマトイモ デブ系」の方が粘りが強いです。どちらの方がお好きでしょうか?
くさぶえ農園では、高冷地で里芋が作りづらく、里芋の代わりにナガイモを使った料理をしています。豚汁やけんちん汁などにナガイモを入れても美味しいです。また、今回紹介する食べ方も我が家で人気です。たれではなくて、塩だけでも美味しいです。是非、お試しください。
ナガイモの甘辛
材料
ナガイモ 約700g
砂糖 大さじ1・1/2
みりん 大さじ1/2
しょう油 大さじ1
サラダ油 適量
作り方
- ナガイモの皮をむいて、7mmぐらいの厚さの一口大に切ります。
- ①を200℃ぐらいの油で素揚げにします。ナガイモの縁が軽く焦げる程度に揚げると美味しいです。
- フライパンに砂糖、みりん、しょう油を入れて、たれを作り、焦がさないように混ぜ合わせ、そこに②のナガイモを入れて、たれをサッとからめます。たれの味はお好みで調節してみてください。