もう梅雨入り !?
先週の16日(金)に出荷作業中にスマホを見ると、「九州南部が梅雨入りしたとみられる」とのこと。もう梅雨入りしたの?と驚きました。平年より14日も早くて、昨年より23日早い梅雨入りだそうです。
九州南部の梅雨入りが沖縄より早いのは1976年以来49年ぶりで、奄美より早いのは1954年以来71年ぶりで、九州南部が全国で最初に梅雨入りとなるのは1951年からの統計史上初めてのことのようです。
また、19日(月)には奄美地方も梅雨入りしました。平年と比べて7日遅く、昨年より2日早い梅雨入りで、沖縄よりも先に梅雨入りとなるのは2019年以来6年ぶりだそうです。その沖縄もそろそろ梅雨入りしそうです。
今年はこの辺りも梅雨入りが早いのでしょうか?そして、梅雨明けも早めで厳しい暑さが続くのでしょうか?
先日、農協の方と話していたら、昨年の厳しい暑さで野菜に病気が多発してしまった、これからは暑さに強い品種に切り替えていかなければならない、と言っていました。
また、冬の産地の出荷時期が後ろにずれてきて、ここの春の出荷と重なってしまい、野菜の値段が暴落しているそうです。もしかしたら、廃棄処分になるかもしれないとのこと、そうなれば春に廃棄となるのは初めてになるそうです。せっかく寒い時期から育ててきた野菜が安値で、しかも廃棄されることになったら、農家の方たちはやり切れないだろうと切ない気持ちになりました。
これからは高冷地の強みを生かして、春よりも秋にしっかり出荷出来るように変わっていくんじゃないか、と言っていました。そのためにも、夏場の厳しい暑さに負けない品種への切り替えが進んでいきそうです。
天候は明らかに変わってきていて、その影響が各生産地で出始めていて、それぞれの農家はその変化に対応していかなければならない、という厳しさを改めて感じました。
黒潮の大蛇行が終息しそうです。
気象庁から梅雨入りの発表よりも前に気になる発表がありました。2017年から7年9ヶ月も続いていた黒潮大蛇行に終息の兆しが見られるということです。
黒潮大蛇行は、日本列島の南岸に沿って流れる暖流の黒潮が大きく南に迂回する現象で、漁業などへの影響が大きく、気温の上昇やゲリラ雷雨が増える一因にもなっていると考えられています。
昨年5月に平年より海水温が高かったエリアが、今年の5月にはほぼ平年通りの海水温になっていているエリアが多く、昨年のような記録的な高水温が終息することが期待されています。
そんなに簡単には猛暑は解消されていかないとは思いますが、厳しい暑さが少しは落ち着いてくれることを願っています。
露地の畑の野菜が育ってきました!
先週から露地の畑の野菜が少しずつとれ始めてきました。チンゲンサイや小松菜、からし菜、ルーコラなどが育ってきました。来週からはホーレンソウやミックスレタス、間引きカブなどもとれ出しそうです。そろそろハウス栽培のものは終了となり、露地栽培のものに切り替わっていきます!