新緑の季節です。
農園の周りのソメイヨシノも葉桜となってきました。山の樹々が芽吹き始めて、新緑の美しい季節になっています。畑の横のカラマツも日に日に緑が濃くなってきています。新緑と雪が残る浅間山や八ヶ岳、そして北アルプスとのコントラストが綺麗です。こういった景色の下で農作業が出来ることを嬉しく思います。
育苗ハウスでは、いろいろな苗が育ってきていて、早く植えろと訴えています。今年はいつも以上に寒暖の差が激しい日が多いように思います。昼間は7月の陽気となる日もあれば、まだまだ最低気温は低い日もあり、零度を下回る日もありました。
そのため、苗の管理にいつも以上に気を遣います。また、今週半ばにも零度前後まで下がる日もありそうで、育苗してきた苗を思うように植えられずにいます。これまでも、苗が育ってきたので、焦って畑に定植をしたのに霜にやられてしまい、結局生育が遅れてしまったことは何度も経験してきました。だからと言って、定植時期をあまり遅らすわけにもいかないので悩ましいところです。
まとまった雨が降りました!
このところ雨が少なくて、畑が乾いてきていました。定植した苗も、暑さと相まって、ダメージを受けたものも多いです。しばらくは、まとまった雨は期待出来ないと思っていたところ、28日(月)の午後からまとまった雨が降り、恵みの雨となりました。畑の野菜たちが喜んでいるようです。
今週半ばには最低気温が零度近くまで下がる日もありますが、その後はそこまで下がる日はなくなりそうです。まだまだ遅霜の心配はありますが、ようやく定植作業が進んでいきそうです。
ウドの芽が出始めました!
ウドの畑も賑やかになってきました。今年は強い霜がないので、霜で傷むことなく、筒を立てることが出来ました。ウドの軟白栽培というと通常は、ウドをダンボール箱などで囲って、その中にモミガラを入れて軟白させていきますが、くさぶえ農園では、農業雑誌で紹介されていた、ちょっと変わったやり方でウドの軟白栽培を行っています。この時期になると、ウド畑にはムーミンのニョロニョロのような奇妙なものが立ち並びます。野菜の栽培に使う、マルチの芯と使用済みのマルチを再利用しています。地面から顔を出してきたウドの芽に被せて、この筒の中で軟白したウドが育っていきます。もう少しすれば収穫開始です!