通信くさぶえ 1173号

畑は一面の銀世界になりました。

 先週末は春の暖かさとなりました。そこから一転して今週は冬に逆戻りです。三寒四温と言いますが、ちょっと寒暖差が激し過ぎるように思います。

 3日(月)の早朝まで雨でしたが、予報通りにあれよ、あれよと言う間に雪に変わり、10cm強の積雪となりました。明日の午後まで一旦雪は止むようですが、その後5日(水)にかけてまとまった雪となりそうです。これからの雪は南岸低気圧の影響によるものなので予測が難しいようで、雪が強まるのか、予想よりも弱いのかは実際に来てみないと分からないのが怖いです。

 ハウスに積もった雪が通路に落ちてくると、ハウスのサイドのビニールが巻き上げられないので、換気が出来なくなってしまいます。また、積雪が多い時には通路に積もった雪の重みで、ハウスが横から潰れてしまう危険があります。2014年の大雪でハウスが潰れたのは、まさにそれが大きな原因でした。

 そのため、ハウスの横の雪かきが非常に重要になってくるのですが、これぐらいの雪ですと、ちょっと雪をかけばサイドのビニールが巻き上げられるので、今回は雪かきもそれほど大変ではありませんでした。

 これまで雪が少なかったので、このままだと夏の水不足が心配になってくるので、周囲の山に雪が降って良かったです。ただ、水気の多い重い雪なので、あまり降るとハウスの倒壊が心配になるので、ほどほどにしてもらいたいものです。

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「ねずみ大根」をお届けさせていただきます!

 先々週から「ビタミン大根」と「紅くるり大根」をお届けさせていただいております。これまではどちらかの大根を1種類ずつお届けしてきましたが、今年は2種類の大根を1本ずつ入れてみました。2種類の大根を食べ比べてみてください。

 今週からは辛味大根の「ねずみ大根」もお届けさせていただきます。こちらは1種類でお届けしていきたいと思います。「ねずみ大根」は、信州の伝統野菜にも認定されている、長野県埴科郡坂城町の地大根です。大根の首の部分よりも下の方が膨れていて、根の先端はねずみの尻尾のように見えることから、その名が付いたそうです。

 肉質は緻密で硬くて、汁が少なく、舌触りが良好で、地元では漬け物にしたり、大根おろしにしたり、そばの薬味や「おしぼりうどん」用の大根として親しまれています。

 辛味大根のお好きな方は是非おろしていただき、その辛味を味わってみてください。おろした「ねずみ大根」を焼いたお肉にのせたり、焼き魚と一緒に食べたりしても美味しいです。熱々のご飯におろした「ねずみ大根」をのせて、しょう油をかけて食べると絶品です。

 生で食べると辛味がありますが、火を通すと、辛味が消えて大根の甘味が出てきます。天ぷらにしたり、キンピラにしたりすると、辛味の苦手な方でも美味しく食べられると思います。