通信くさぶえ 1168号

今度は「立春寒波」です。

 20日から始まった二十四節気の「大寒」は、一年で寒さが最も厳しい頃と言われていますが、今年は3月に入る頃のような暖かさが続いています。

 このまま春になっていくのかと思いきや、そうでもなさそうです。気象庁の発表によると、沖縄、奄美、九州南部、九州北部では2月3日(月)頃から、中国、四国~関東甲信では4日(火)頃から「10年に1度の低温」になる可能性が高いとのことです。2月3日(月)は立春で、暦の上では春の始まりとなりますが、「立春寒波」がやって来そうです。

 寒暖差が激しいと、人間も野菜も大変です。また、あまり春が早いと、貯蔵している野菜の状態にも影響がありますので、この時期ならではの寒さであって欲しいと思います。

大根が「冬自慢」から「粋なやつ」に代わりました!

 冬大根は、先週から「冬自慢」から「粋なやつ」に代わりました。「粋なやつ」という品種は、「冬自慢」よりも貯蔵性が良いので、まだしばらくは甘くて瑞々しい冬大根をお届け出来ると思います。

 大根は、貯蔵ハウスの中に穴を掘って断熱材で蓋をして貯蔵しています。最低気温がマイナス10℃を下回る真冬でも、この土の中の大根は凍りません。

 この中で、大根は新しいひげ根を伸ばしたり、葉の切り口から新しい芽が出てきたりして生きています。

 「粋なやつ」は写真のようにまだまだあります。これから2月末頃までお届けする予定です。

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もうしばらく長ネギをお楽しみください!

 長ネギは11月に収穫したものを貯蔵ハウスの中で半分土の中に埋めて貯蔵しています。ハウスの中といっても、日差しを遮って外気温とほぼ同じになるように換気しているため、長ネギは凍ったまま越冬しています。出荷の前日に必要な分だけ納屋に運んで解凍して、翌日に出荷しています。

 日中気温が上がらない日などは、出荷作業中に完全に融けていないものもあり、傷みの確認をしていますが、見落としてしまうものもあり、お客様から指摘されたこともありました。凍っていても、変色していないものは火を通せば問題なく食べられると思います。気になる場合にはご一報くだされば、次回の宅配時に代わりの野菜を入れさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

晩生の水菜をお届けさせていただきます!

 これまでお届けしてきた早生の水菜がそろそろ終了となります。次は晩生の水菜に代わります。晩生の水菜は、早生の水菜よりも茎が太くて、味わい深いので、炒めたり、鍋の具にしたりしても存在感があります。もちろん生でサラダも美味しいです。早生の水菜との味や食感の違いを楽しんみてください。