通信くさぶえ 1167号

「大寒」ですが、、、

 20日から二十四節気の「大寒(だいかん)」となります。「大寒」は一年で寒さが最も厳しい頃と言われていますが、今年は3月に入る頃のような暖かさとなっています。畑の雪もほとんど融けてしまいました。

 来週は強い寒気が南下してきそうで、まだまだ寒い日もありそうですが、寒さのピークは過ぎたように思います。今年もマイナス10℃くらいまでしか下がりませんでした。僕が新規就農した頃はマイナス15℃近くまで下がることもありましたが、これも温暖化ということなのでしょうか。

 今年は春が早まりそうな予報となっています。まだ少しだけ融け残った雪がある畑に立っていても、春が近づいているように感じます。これまでお届けしてきた、小松菜やホーレンソウ、からし菜、ルーコラなどの収穫を終えたハウスも出てきました。この収穫を終えたハウスには、カブやミニニンジンを播種したり、育苗した小ネギや葉物野菜を定植したりしていきます。いよいよ新しいシーズンが始まります!

 これに先立って、今年1年分の作付けの計画を立てて、必要な種子を注文しました。昨年の作付け表を見ながら、良かった所や失敗した所を確認して、今年の作付けを計画していきます。また、種苗屋さんから届いた新しい野菜の種子カタログを見ながら、今年1年分の種子の注文表を作成していきます。

 この作業は、面倒臭いところもありますが、一年で一番楽しい時間でもあります。まだ、何も失敗せず、自由に今年の栽培を思い描けるからです。

 先の読めない天候もあって、実際に農作業が始まると、今思い描いているようにはならない所もあると思いますが、毎年少しずつ改良しながらやってきています。失敗することもありますが、この始まる時のワクワク感を大事にして、今年の農作業を始めていきたいと思います。

 今年も四季折々の野菜を皆様に楽しんでいただけるように頑張っていきます!

水菜とホーレンソウが順調に育ってきています!

 昨年は11月末頃まで暖かい日が多く、ハウス栽培の葉物野菜の生育がいつもよりも早く、大きな株に育ってきました。水菜やホーレンソウもいつも以上にしっかりとした株に育ったものが多いです。

 早生の水菜がもう少し残っていますが、それが終われば晩生の水菜に代わっていきます。味や食感の違いを楽しんでいただけたら、と思います。

 寒じめされたホーレンソウはこれからしばらくの間お届けさせていただきます。甘味の強い冬のホーレンソウをお楽しみください!

 また、ちぢみ小松菜は終了となりますが、「みなみ」小松菜はまだまだあります。寒さで葉が傷んできたものもありますが、軽度のものはお届けさせていただきます。トロッと柔らかくて、甘い冬の小松菜を楽しんでください。

 この時期に、根菜類だけではなく、葉物野菜が豊富にあると安心します。冬の滋味深い美味しさを味わっていただけたら嬉しいです。

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