今年は虫が多いです。
この夏の猛暑の影響が長野県の農産物にも出ています。長野県農政部の調査によると、リンゴでは夜温が下がらず、赤く色づかない着色不良が深刻な地域があるそうです。
また、佐久地域の高原野菜では、暑さのため生育が遅れて小玉になる傾向が見られたり、ゲリラ雷雨によって高温多湿となり病害が目立ったりしています。
お米では米粒が白っぽくなる「白未熟粒」や、粒が割れる「胴割れ」が発生している所もあるそうです。また、コメの汁を吸って斑点状の変色をもたらすカメムシ類の被害も起きています。
くさぶえ農園でも、ヨトウムシやアオムシがいつもよりも多いです。特に、これからお届けが始まるキャベツやブロッコリー、カリフラワーなどの畑ではいつもよりも多くのモンシロチョウが飛び交っています。虫食いの穴が多いですが、なんとか大きく育って欲しいです。これだけ虫害が多いので、来年からは不織布をべたがけして栽培をしないといけないかな、と思っています。
「みさき」キャベツのお届けが始まります!
今週からお届けする「みさき」キャベツは甘くて柔らかくて美味しい品種で、お客様にご好評をいただいていますが、虫たちにも大変好評で穴だらけになっています。それでも大きく育ってきてくれました。虫食いの外葉をいつもよりも落としてお届けさせていただきますが、ご了承ください。虫食いのひどいものを試食しましたが、中は綺麗に巻いていて、生でも美味しく食べられました。火を通すより生で食べた方が甘味が生きるようなので、ぜひ千切りにして食べてみてください!
冬のハウスの準備を進めています。
春にお届けした小ネギやミニニンジンのハウスや夏にたくさんとれたキュウリのハウスを片付けて、太陽熱養生処理を行っています。一部では、太陽熱養生処理を終えて、冬の小松菜やホーレンソウなどの播種も始まっています。
冬の訪れは遅いようですが、しっかりと寒い冬となりそうなので、そんな変化にも負けないようなしっかりとした葉物野菜を育てていきたいと思います。