通信くさぶえ 909号

野菜の収穫、貯蔵を急ピッチで進めています。

 今年は台風などの雨が畑に溜まってしまったため、野菜の生育にも影響が出ていますが、貯蔵野菜の収穫や貯蔵作業も遅れが出ています。

 ジャガイモは収穫機がなかなか畑に入ることが出来ずに、出荷分は手掘りをしながら収穫をして、畑に収獲機が入れるようになってから、11月下旬にようやく全て掘り終えました。

 ニンジンの畑は一番水が溜まってしまい、乾いた状態で貯蔵したいので、乾かしながらの収穫でなかなか作業が捗りませんでした。かと言って、水に浸かった状態のままではニンジンに腐りが広がってしまうので、焦りながらも少しずつ収穫作業を進めてきました。

 大根やカブは、水の多い状態の畑でも大きく育ってくれました。今年は美味しいのか、ネズミに身の部分を食べられているものが目立ちます。大根畑にやって来たシカにも葉の方ではなく、身の方を食べられてしまいました。

 遅れ気味の収穫、貯蔵作業でしたが、なんとか白菜やキャベツの収穫、貯蔵も終了しました(画像は収穫した白菜を貯蔵ハウスに取り込んだところです)。残すところ、長ネギ、ゴボウ、ナガイモとなりました。今週からは暖かい日が多くなるとの予報が出ていますので、収穫、貯蔵作業を一気に進めていきたいと考えています。

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今年の大根は大きめが多いです!

 上にも書きましたが、今年の冬大根は大きく育ってくれました。ニンジンと同じ畑の大根も、ニンジンは水に浸かって腐るものもありましたが、大根は腐りもせず、頑張って大きく育ってくれました。一部の大根には、切ってみないと分からないのですが、放射状に分布する維菅束に点々と黒変が現れる病気に罹ったものも見られます。葉を切り落とした切り口で確認出来るものもありますが、そういった大根が届いた場合には、お手数ですが、ご一報ください。次回、代わりの野菜を用意させていただきたいと思います。

 大根は、生のままでも、火を通しても美味しいです。冬の寒さに当たった大根は本当に美味しいです。いろいろな料理で楽しんでみてください。

 うちでは最近、こんな即席漬けが人気です。あまり甘くないように漬けていますが、甘めの好きな方は砂糖を多めにしても美味しいと思います。

  1. 大根(300g)を皮付きのまま短冊切りにします。
  2. しょう油100ml、お酢100ml、砂糖45g、タカノツメ(輪切り)少々を鍋に入れて、火にかけて、ふつふつと熱します。
  3. ①の大根を保存容器に入れて、②の熱した漬け汁を注ぎ入れます。ラップで大根と漬け汁が密着するようにして蓋をして冷蔵庫で1日ほどで食べ頃です。

 よろしければ試してみてください。

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