通信くさぶえ 879号

カラマツの新緑が濃くなってきました。

 平成から令和へと元号が代わり、長い連休も終わりました。くさぶえ農園は、これからも変わらずに美味しい野菜を皆様にお届けしていきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 今年はまだまだ朝晩は寒い日が多いですが、少しずつ季節は変わっていっています。農園周辺のソメイヨシノの花も散り、カラマツの新緑が濃くなってきました。露地の畑にも、少しずつ野菜が増えてきました。農作業も忙しくなってきましたが、畑も畑の周りも賑やかになってくるのを見るのは楽しいものです。

今年のタマネギは期待できそうです!

 昨年の秋に定植して、越冬してきたタマネギが大きくなってきました。今年はタマネギを植えたマルチシートの間を防草シートで止めてみたところ、冬の間にマルチがはがされることもなく、タマネギも抜けてしまいものが少なく、今のところ順調に育ってきています。このままいけば、今年は大きいタマネギをたくさんお届け出来るのではないか、と期待しています。

 上述のタマネギの収穫は6月下旬以降になってきますが、ひと足早く春タマネギの葉タマネギをお届けさせていただきます。

 秋植えのタマネギは、冬の間に苗の欠損も多く、なかなか安定した栽培が出来ていませんでした。そのため、春植えのタマネギも試しています。昨春は、太陽熱養生処理を行って、雑草をうまく抑えることが出来て、春植えのタマネギが順調に育ってきたのですが、梅雨の時期になり、病気が出てしまい、収穫出来ませんでした。

 そのまま畑に収穫せずに置いておいたところ、復活してきて新しい葉も大きくなっていきました。年内に収穫するには十分に育っていないので、そのまま越冬させて、今年の春に葉タマネギとして収穫することにしました。長い間、畑にいた春植えのタマネギですが、葉タマネギとしては立派に育ってきたと思います。

 普段、葉タマネギは秋植えのタマネギの収穫の前の時期にお届けしていますが、今年はまずは春タマネギの葉タマネギをお届けさせていただきます。農園では、葉タマネギが出来ると食べたくなるのが油味噌炒めです。ソテーしたり、味噌汁やスープにしたりしても美味しいです。いろいろとお楽しみください。

葉タマネギの油味噌炒め

材料

 葉タマネギ 2~3ヶ
 ゴマ油 大さじ1~2
 A
  味噌 大さじ1
  砂糖 大さじ1~2
  酒・みりん 各小さじ2

作り方

  1. タマネギは、根はくし形に、茎は4~5cm長さに刻む。
  2. フライパンにゴマ油を熱し、刻んだ葉タマネギを炒める。
  3. 7~8割火が通ったら、Aをからめるようにまわし入れ、ざっと炒め合わせて出来上がり。

■今回の葉タマネギは小ぶりのものが多いと思いますので、味付けを少なめに調整してみてください。甘めにするとご飯がすすみます。甘さを控えてお酒のお供にしても美味しいです。