通信くさぶえ 791号

三千メートル級の山々に守られました。

 先週、台風5号は日本列島を縦断して各地で大きな被害をもたらしました。長野県でも大雨などが局地的にはありましたが、農業被害などの大きな被害はほとんどありませんでした。

 長野県は三千メートル級の山々に守られて、台風5号は長野県を避けるようにして北上していきました。日本各地の被害を思うと、心が痛みますが、信州の山々に改めて感謝しました。

旬をおいしく  セロリー

 今年もセロリーが出来てきました。今年は天候のせいなのか、小さめですが、茎がかたくなる前にお届けしたいと思います。

 くさぶえ農園で栽培しているセロリーは、緑色が濃くて、香りが強い、ミニセロリーと呼ばれる品種です。ミニと言っても、大きなものは1㎏近くの大きな株になります。生で食べたり、火を通したり、いろいろとお楽しみください。茎の筋が気になる場合には、取り除いて食べてください。

 セロリーの茎を食べやすい大きさに切り、一口大の鶏もも肉や豚肉と一緒に炒めるととても美味しいです。セロリーはシャキシャキ感を残して、味付けはさっぱりと塩とコショウ、好みで日本酒や紹興酒で香りをつけても美味しいです。

 たくさんある葉は洗って冷凍保存して、スープなどに凍ったまま、崩しながら入れれば、パセリ代わりになります。また、フランス料理のシェフにまかない料理として、セロリーの葉を天ぷらにして天つゆで食べると美味しいと教わりました。蕎麦屋の店主からは蕎麦のつゆの具として、セロリーがとても合うとも教えていただきました。是非、いろいろと試してみてください。

トマトの「もっと、くさぶえ野菜」が始まりました。

 トマトの収量が上がってきていています。先週の土曜日お届け分より、トマトの生食用の「もっと、くさぶえ野菜」が始まりました。今年は、くさぶえ農園で定番の品種「麗夏」に加えて、新しい品種「麗月」を試しています。

 「麗夏」と同じように皮が割れにくく、完熟収穫が出来ます。カタログを見る限りでは、「麗月」は味の良さも売りのようです。数年は作りやすさや皮の割れにくさ、食味などを比べてみたいと思っています。

 収穫の都合上、両品種が混ざってのお届けとなりますが、ご了承ください。

最近、またサルが近くに来ます。

 ここ数日、畑の横の林の中までサルが来ているようです。まだ畑に出てきて、農作物に被害が出るような状況ではなさそうですが、このままではいつかそうなるんじゃないか、と心配です。

 慌てて犬を放したり、ロケット花火を用意したりしましたが、どれほど効果があるのか疑問です。それでもここは落ち着かない場所だと、サルたちに思ってもらいたいものです。