通信くさぶえ 769号

ねずみ大根をお届けさせていただきます。

 大根「粋なやつ」はいかがでしたか?美味しく食べていただけたでしょうか?試作のため、量がそれほどなく、先週で終了となりました。

 代わって、今週からは辛味大根の「ねずみ大根」をお届けさせていただきます。「ねずみ大根」は、信州の伝統野菜にも認定されている、長野県埴科郡坂城町の地大根です。大根の首の部分よりも下の方が膨れていて、根の先端はねずみの尻尾のように見えることから、その名が付いたそうです。

 お蕎麦屋さんから頼まれて作り始めたのですが、この「ねずみ大根」は今まで作ったことのある辛味大根に比べると、辛味はそれ程強くなく、風味と甘味が感じられて、とても美味しいと思いました。また、貯蔵性も良いので、宅配のお客様にもお届けしてみたいと考えてきました。

 肉質は緻密で硬くて、汁が少なく、舌触りが良好で、地元では漬け物にしたり、大根おろしにしたり、そばの薬味や「おしぼりうどん」用の大根として親しまれています。

 焼いたお肉にのせて食べると美味しいです。ここではレタスと水菜と一緒にしています。肉の油が絡んだ野菜とおろした「ねずみ大根」が絶妙です。好みでしょう油やポン酢で食べてみてください。

news769

ホーレンソウを食べ比べてみてください。

 今週は2種類のホーレンソウをお届けさせていただきます。「グリーンホープ」と「ハンター」という品種のホーレンソウです。

 見た目から違いが分かる2種類のホーレンソウです。「グリーンホープ」は、葉先の尖る剣葉型です。比較的生育がじっくりで、ホーレンソウらしい味わいがあります。

 一方、「ハンター」は独特の光沢のある葉色をしています。葉肉が軟らかく、アクが少なくて、あっさりとした味わいが特徴です。

 この時期のホーレンソウとして、種苗屋さんから薦められた2品種です。どちらが好きか、好みが分かれるところだと思いますが、同じホーレンソウでも様々なものがあるんだな、と楽しんでいただければ幸いです。

葉物野菜の保存について・・・

 これからの季節は、例年でも根菜類やキャベツ、白菜がなくなってきて、葉物野菜が中心のお届けとなっていますが、今年は根菜類が少なめのため、いつもよりも葉物野菜が多めになるかと思います。

 葉物野菜の保存について、アンケートでも聞かれましたので、懇意にしている自然食品店の方から、以前教えていただいた、お薦めの方法を紹介します。

 葉物野菜が全部入るような大きめのビニル袋に入れて、口を縛って密閉します。野菜の量が多い時はゴミ袋が使い易いようです。これを冷蔵庫に入れておけば、しばらく持ちます。シナッとしてしまった野菜は、水洗いしてからビニル袋に入れて密閉して冷蔵庫に入れておくと、シャキッとしてきます。試してみてください。