通信くさぶえ 762号

寒い日が続いています。

 先週末にも雪が降りましたが、20cmも積もりませんでした。それでも、これまでの積雪があるため、深い所では30cmを超える積雪量となっています。最低気温はマイナス10℃を下回り、まるで冷凍庫の中にいるようなものです。

 それでもハウスの中の葉物たちは凍みたり、緩んだりを繰り返しながらも、少しずつ生長してきています。凍りついてしまわないように、糖度を高くして生育していく、その生命力には毎年のことながら感心してしまいます。

 寒さのために、小松菜や冬菜などの茎が割れてきています。割れがひどいものは取り除いていますが、こういう葉も加熱調理すると、トロッと柔らかく、甘味が強くて美味しく食べられます。

 また、小松菜やホーレンソウには虫害の跡が多いです。年内の暖かさのせいか、生育初期の食害が多かったようです。その跡がこの時期目立つようになってきました。虫たちも活動をほとんどしていない時期ですし、加熱調理することで問題なく美味しく食べられると思います。

 見た目はいまいちな冬の葉物たちですが、寒じめされた、この時期にしかない滋味深い美味しさが味わえます。是非、冬の味を楽しんでいただきたいと思います。

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この時期に初挑戦のミックスレタスです!

 夏場には、くさぶえ農園のレタスの一員となってきたミックスレタスですが、以前からオークレタスや美味タスのように冬場にお届け出来ないか、と考えていました。いつもよりも根菜類が品薄な今年は、それを補うためにこの時期のミックスレタスを試してみました。

 夏場のレタスと違い、ほんのりと甘味のある、この時期の貴重なレタスです。初挑戦の割には、良く出来たかなと思っています。

 株取りではなく、根元で切り取って袋詰めしてお届けさせていただきます。根元を残しておき、また春になる頃に葉が伸びてきて収穫出来ることを期待しています。寒い時期なので、上手くいくか分かりませんが、これも初挑戦です。

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キャベツが「冬駒」に代わります。

 お届けするキャベツが、「冬王」から、北海道で越冬キャベツとして知られている「冬駒」に代わりました。低温で貯蔵し、適度に水分が抜けてきて、甘みが増し、葉が柔らかくなってきています。まだまだ千切りキャベツで美味しくいただけます。