通信くさぶえ 646号

今年は寒くなるのが早そうです。

 朝晩、寒い日が続いています。19日には最低気温が4℃まで下がりました。昼間は日が射すと暑いぐらいですが、露地栽培のキュウリ、ナスなどの夏野菜は収量が落ちてきました。ハウス栽培のトマトも色付くのが遅くなってきて、肩までしっかりと赤くならなくなってきました。皮もかたくなってきていますが、この時期のトマトは酸味が少なく、甘くて美味しいと思います。もうそろそろ全員分の収穫量を確保出来なくなってきますが、出来るだけお届けしていきたいと思います。

 この調子でいくと、今年は霜の降りるのも早そうな気がします。霜が降りると、秋冬野菜の甘味がグッと増していきますが、貯蔵野菜の収穫作業を急がなければいけません。これから早め早めに準備をしていきたいと思います。

ハウスの撤去がようやく完了しました。

 今年2月の大雪で倒壊した3棟のハウスの撤去がようやく完了しました(通信639号の画像も参照ください)。農繁期の中、少しずつ撤去作業を続けてきましたが、これでいよいよハウスの再建にかかれます。

 とは言っても、ハウスの再建は業者にお願いしているのですが、佐久地域だけでも3,000棟以上の再建が必要だということで、ハウスの資材やハウスを建てる人員が不足しているそうで、予定通りの時期に再建出来るのか、分からない状況です。

 ニュースでは、佐久地域の11市町村の会合で、今年度まで国と県が出す再建費用の補助を来年度以降も継続するよう求めていくことを決めた、と報道がありました。多くの農家がこれからも営農出来るように、行政も柔軟な支援をしていただけたら、と願っています。

 業者とのやり取りする中で、くさぶえ農園のハウスの再建は10月初旬にはなんとか着工する、と言っていただいていますが、10月初旬にハウスが再建出来れば、冬の葉物の定植もギリギリ間に合うかと期待しています。

 これよりも遅れるようなら、冬の宅配方法も検討していかないといけないかもしれません。ハウスの再建状況は随時通信でお知らせしていきたいと思います。

News646

美味タスをお届けさせていただきます。

 夏野菜には厳しい寒さですが、レタス類や小松菜などの葉菜類にはちょうど良い気候なのでしょう、非結球のレタス「美味タス」も良く育ちました。この時期に球レタスを栽培するのは病気に罹り易くて難しいのですが、結球しないタイプのレタスは比較的栽培し易いです。「美味タス」は食感が球レタスに似ていて美味しいレタスです。トマトやからし菜などと合わせてサラダで召し上がってみてください。