通信くさぶえ 613号

オークレタスをお届けさせていただきます。

 このところ暖かい日が続いていて、3日には最高気温が13.5℃まで上がりました。畑の雪もかなり融けてきて、土が顔を出してきました。この後はまた真冬の寒さが復活するそうですが、季節は少しずつ春に向かっていきます。くさぶえ農園でもいよいよ種まきが始まりました。ハウス内に葉大根と小ネギの種を播きました。今シーズンはどんな作柄になるのか、と期待と不安が入り混じって、余計に気合が入ります。今シーズンもどうぞ宜しくお願い致します。

 前置きが長くなりましたが、この時期に毎年のようにお届けさせていただいていて、くさぶえ農園ではすっかり定番となっています、オークレタスがハウスの中で大きくなってきました。これから少しずつお届けしたいと思います。寒さに強く、柔らかい非結球のレタスです。寒じめされたレタスは甘くて美味しいですよ。緑と赤の2種類がありますので、彩りを楽しんでいただけたらと思います。水菜など、他の野菜を加えてサラダでいかがでしょうか?

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ホーレンソウについて・・・

 前回の通信にホーレンソウの害虫について書きました。今シーズンのホーレンソウは、「耐病ニュー豊葉」と「ビリーブ」の2品種を栽培しているのですが、よく見ると、ホーレンソウケナガコナダニの食害は「耐病ニュー豊葉」の方がひどくて、品種間に差がありました。

 先日、1年分の種の注文に種苗屋さんに行ってきましたが、その時にこれらの害虫の食害は品種によって差があることを教えていただきました。これらの害虫は通常緑色の濃いところ、つまり生長点に集まってくるのだそうです。ちゃんと柔らかくて美味しい所が分かっているんだ、と感心しました。

 この2品種では葉の緑色の濃さに違いがあります。「耐病ニュー豊葉」の方が「ビリーブ」よりも緑色が濃いので、ホーレンソウケナガコナダニが色の濃い「耐病ニュー豊葉」の方により多く集まって食害したのではないか、ということです。

 非常に合点のいく説明を受けて勉強になりました。以前は縮みホーレンソウと同じように耐寒性が強く、甘くて美味しい品種だと同じ種苗屋さんに教わり、「ビリーブ」を栽培していました。その後、味も良くて緑色が濃くて見栄えの良い「耐病ニュー豊葉」に移行していきましたが、「ビリーブ」の良さも改めて分かり、これからは両方を栽培していこうと考えています。

 話が長くなりましたが、食害の少ない「ビリーブ」と「耐病ニュー豊葉」をお届けさせていただきますので、宜しくお願い致します。なお、画像は分かりづらいですが、右側半分が「ビリーブ」、左側半分が「耐病ニュー豊葉」です。

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