通信くさぶえ 600号

11月よりクール便から普通便へ切り替わります。

 台風27、28号は、26号よりも被害をもたらすこともなくて良かったです。台風が過ぎ去った後、急に寒くなってきて、27日には0.5℃、28日には0.3℃まで下がりました。朝は畑一面に霜が降りるようになってきました。いよいよ冬がやってくるなあ、と感じています。

 11月からは、クール便ではなく、普通便へ切り替えて野菜をお届けさせていただきます。そのため、クール代315円(1箱当たり)がかからなくなります。野菜の代金が代わりますので、ご確認ください。

タマネギを植えました。

 先週、約4,500本のタマネギ苗を植えました。今年も良い苗が出来て、苗を購入することなく、全て自家苗を植えることが出来ました。昨年は植える時期が遅くなってしまい、11月初めに苗が活着する前に強い霜にやられてしまい、冬の間にほとんど凍み上がってしまいました。今年はそうならないように、早めに種子を播いて、早めに定植出来るように作業を進めてきました。また、今までとは違う植え方も試してみました。

 今まではタマネギ用に既に穴があいているマルチを張って、その穴に指で植え穴を開けながら、タマネギ苗を1本1本植えていきました。今年の植え方は、穴の開いていないマルチを張って、ネギロケットという穴あけ器具でマルチと一緒に土にも植え穴を開けていき、そこにタマネギ苗を1本ずつ差し込んでいくだけというやり方です。苗を差し込んでいくだけなので定植作業がかなりスピードアップしました。これならもっと沢山のタマネギを作れるかな、と思いました。また、穴あきマルチに比べて、マルチの穴が小さいので、その分冬場の凍み上がりに対して強いのではないかと考えています。冬の強風でマルチの穴から風が入り、マルチがはがされてしまうこともありますが、それに対しても穴が小さい分はがされにくいのではないか、と期待しています。

News600

佐久の地野菜、冬菜をお届けさせていただきます。

 今年も冬菜(ふゆな)をお届けします。冬菜はこの地方に昔からある地野菜です。夏から秋にかけて種を播いて、緑の野菜の少なくなる頃、秋口に葉をかいて食べたり、冬を越してトウ立ち菜を食べたりします。

 くさぶえ農園では、冬菜があまり大きくならないうちに株採りしています。今年は気候が良いせいか、いつもよりも大きく育っているようです。一見かたそうですが、火を通すとトロッとした口当たりでとても柔らかくなります。油と相性が良く、炒め物が美味しいです。汁の実やおひたしも美味しいのでいろいろとご活用ください。

大根畑に電気柵を設置しました。

 前号に大根を鹿に食べられたことを書きましたが、急きょ、電気柵を設置したところ、それ以降の被害はなさそうです。電気柵を設置してすぐに鹿が入ろうとしたようで、電線が一部たるんで少し切れかかりましたが、鹿は驚いたみたいです。急いで電気柵を設置した効果はありました。この後も被害がないことを願っています。