通信くさぶえ 583号

キュウリ、ズッキーニがとれ始めました!

 まだ全員にお届け出来るほどの収量ではないのですが、先週から少しずつキュウリやズッキーニをお届けさせていただいています。キュウリは5月の遅霜でかなりダメージを受けた株もあり、植え直したものもあります。ようやくキュウリの樹も大きくなってきたのですが、その影響で根張りが悪いのか、なかなか良い形のキュウリがとれてきていませんでした。

 現在、キュウリの主枝は僕の背丈を越してきて、側枝も伸びてきています。キュウリの根も随分回復してきたようで、真っ直ぐに伸びたキュウリが増えてきました。まだまだ不揃いのキュウリも混じると思いますが、これから夏に向けて、皆様に沢山お届けさせていただきます。

 ズッキーニもこれから毎回のようにお届けさせていただくと思います。味は淡泊なので、炒めたり、煮込んだり、フライにしたり、といろいろと楽しんでみてください。生のまま薄くスライスしてサラダに散らしても美味しいですよ。

News583

野菜の50℃洗いをご存知ですか?

 テレビなどで紹介されて有名になった、50℃洗いというのをご存知の方も多いと思います。最初は疑いつつ聞いていましたが、出荷で余った葉物野菜がクタッとしてきたので試してみました。本当にシャキッとしてきたのには驚きました。我が家でも取り入れ始めています。お届けした野菜で試していただけたら、と思い、紹介させていただきます。

 野菜は収穫後に水分の蒸発を防ごうとして気孔を閉じ、時間が経つと鮮度が落ちてしまいます。そうなったものを50℃のお湯に入れると、「ヒートショック」という現象で瞬間的に水分が細胞に吸収され、収穫直後に近い状態に戻るのだそうです。

 この50℃洗いにより、野菜の色つやが良くなる、汚れやアク、臭みなどが取れる、鮮度が長持ちする、などの効果があるそうです。やり方は簡単です。

  1. ボールなどに水と熱湯を半々ぐらい入れる。温度計でお湯の温度を測り、50℃に調整する。
  2. 野菜を①の中に入れて洗う。洗っている間にお湯の温度が下がった場合は、注し湯をして50℃を保つ。
  3. 野菜の種類によって1~2分ほど洗う。
  4. 洗い終わったら、水気を切る。ペーパータオルで丁寧に拭いて完了。

 野菜の種類によって洗う時間が違うので、詳しくは50℃洗いの本やインターネットのサイトを参考にしてください。葉物野菜はほとんどが1~2分のようです。この後、調理してもいいし、保存しても長持ちします。

 50℃洗いによって、野菜の栄養価に変化があるのかなど、分からないことも多いです。それでも、クタッとした野菜がシャキッと蘇ってくれるのは嬉しいことです。野菜だけではなく、果物や肉、魚介類などにも使えるそうです。手軽に出来るので、上手く取り入れられたらいいと思います。