通信くさぶえ 579号

畑の野菜が賑やかになってきました。

 先週、5月29日に関東甲信地方は梅雨入りとなり、待望の雨が降りました。畑の野菜も周りの木々も、そして雑草たちも皆喜んでいるように見えました。長野県内の梅雨入りは平年より10日、昨年より11日も早く、1951年の統計開始以来、3番目に早い梅雨入りとなったそうです。

 でも、今週はいきなり梅雨の中休みのようで、暑い日が続いています。雨で潤った畑で、野菜たちもようやく賑やかになってきました。それでも寒さと干ばつの影響で生育が遅れています。また、少しずつ時期をずらしながら栽培してきたのに、順番に育つのではなく、生育にムラが生じています。

 この時期にお届けさせていただいているカブや大根はハウスで栽培したものですが、多少虫害がありますが、今までになく良いものが出来ています。しっかりとミネラルを効かせることが出来た成果だと実感しています。

 その反面、露地栽培のニンジンや葉物野菜では寒さと干ばつの影響が大きく出てしまいました。ニンジンは発芽が悪く、今年の1作目は失敗してしまいました。この時期の栽培の難しさを痛切に感じていて、その対策を考えています。

 今年の天気は変化が大きいように思いますが、その中でも安定した野菜作りを目指して頑張っていきたいと思いますので、宜しくお願い致します。

大塚さんのトマトジュースについて・・・

 先週から大塚さんのトマトジュースをお試しで入れさせていただいていますが、「毎回野菜と一緒に1本入れて欲しい」などの声が少しずつ届いています。ありがとうございました。試飲のトマトジュースがお客様全員にいきわたるには少し時間がかかることもあり、大塚さんとの供給体制もこれから作っていきますので、もうしばらくお待ちください。ご迷惑をおかけしますが、宜しくお願い致します。

 大塚さんのトマトジュースをご希望される方は是非ご連絡ください。お待ちしております。

長生きにはたっぷり野菜を摂ることが大事!

 少し前になりますが、厚生労働省が発表した2010年都道府県別生命表で、長野県の平均寿命が初めて男女ともに全国で1位になったと報道されました。長寿日本一になった理由は様々あると思いますが、その秘訣として、減塩促進とたっぷり野菜を摂ることが挙げられていました。

 1967年に発足した食生活改善推進員制度によって、医療機関や栄養士の指導を仰ぎながらボランティアが各世帯を回り、塩分を抑えた食事のあり方を指導する県民ぐるみの活動が行われました。その結果、塩分摂取量が減少したそうです。

 もう一つ、長野県は1日の野菜摂取量が全国一という特徴があります。「野菜は繊維質が多く、腸の掃除をして大腸がん予防にもつながるほか、ビタミン類やカロテンががんリスクを抑えるとの研究結果がある」そうです。長野県はがん死亡率が男女とも全国一低く、長生きにはたっぷり野菜を摂ることが大事だと改めて思いました。

 安心・安全で、美味しく滋味豊かな、くさぶえ野菜をこれからも宜しくお願い致します。