通信くさぶえ 567号

まだまだ寒い日が続きます。

 前回の通信で、立春は過ぎましたが、まだまだ寒いと書きましたが、15日(金)に降った雪は20cmくらい積もりました。17日(日)には今季最高となる最低気温マイナス15℃を記録しました。18日(月)にも、途中から雨になりましたが、雪が降りました。本当に今年は雪が多い年です。

 それでもハウスの中では野菜たちが育ってきています。先週の画像と同じ、ミニ野菜セット「春待ちセット」の小松菜ですが、双葉が開いて大きくなってきているのが分かります。

News567

畑を耕すということ・・・追記

 これまで有機農業について学んできたことや、自分の経験を通して、「畑を耕すということ」をどんなイメージを持って取り組んでいるのか、4回続けてお伝えさせていただきました。お客様から嬉しい反応が届いています。

 「毎年おいしい野菜を収穫するための"耕地"の奥深さを少しだけ通信から感じさせてもらいました。土の中の様子が映像で浮かんでくる感じでした。"太陽"の力もスゴイですね。」

 このように受け止めていただき、とても嬉しく思っています。ありがとうございました。

 「畑を耕すということ」にもう一つ追記させていただきます。

 この冬の時期のハウスの土が年々凍りにくくなってきたように感じています。これは実際に地温を測ったり、気温を測ったりしていないので感覚的なことでしかないのですが、数年前まではホーレンソウの収穫などで株元の土が凍って固まっていて、包丁でホーレンソウの根を切るというより、根の周りの土の塊を切るといった感じで収穫し、手を使って土の塊を割ってはずしていました。

 ところが、このような状態にならずに、ハウスの土が凍りにくくなってきた気がします。今年は、ホーレンソウの根に土の塊がほとんど付かず、簡単に収穫することが出来ています。

 ハウス内に多量のバーク資材を埋めることで、冬の北海道でも無加温ハウスでホーレンソウが栽培出来るという記事が農業雑誌に載っていました。土に埋めた多量のバーク資材が多量の水を保持するため、その水が日中の太陽熱を蓄熱するので夜間も地温が下がらないそうです。

 くさぶえ農園の畑でもこれまでの土作りから、北海道のハウスの事例と似たような効果が生まれつつあるのではないか、と考え始めています。本当のところはどうなのでしょうか、もうしばらく様子を見ていきたいと思っています。

「もっと、くさぶえ野菜」について・・・

 現在お届けさせていただいている「もっと、くさぶえ野菜」ですが、野菜の残り具合から、当分の間は「はぶきニンジン」のみのお届けとさせていただきます。また、葉物野菜などが育ってきたら順次お届けする品目を増やせたら、と思いますので、宜しくお願い致します。