通信くさぶえ 498号

「もっと、くさぶえ野菜」をお届けしています。

 先週から「もっと、くさぶえ野菜」のトマトとナスをお届けしています。このところの残暑のおかげで立派なトマトやナスがたくさんとれています。今年は出遅れた分、少しでも長い期間お届けしたいのですが、今週は台風15号が中部地方に直撃する恐れがあります。また、台風が去ると秋の涼しい空気がやってくるようです。お届け出来ないこともありますが、少しでも多く、「もっと、くさぶえ野菜」をお届けしたいと思っています。

 「もっと、くさぶえ野菜」の開始にあたり、「もっと、くさぶえ野菜」代を、有坂さんの卵代、大塚さんのお米代などと合わせてオプション代としてまとめて請求させていただきます。宜しくお願い致します。

今年のテーマは、「草と如何に付き合うか」です。

 くさぶえ農園では、今年は草と如何に付き合うか、ということを大きなテーマとして取り組んでいます。昨年の梅雨の大雨、夏の猛暑とスコールのような大雨など、そして今年もゲリラ雷雨が多く発生しています。このような干ばつと大雨が繰り返すことは作物にとってとても厳しい状況です。

 くさぶえ農園では野菜と草を共存させることで、この状況を少しでも緩和出来ないかと考えています。野菜の畝間の草は全部なくすのではなく、野菜に影響を与えない程度に刈ったり、耕耘したりすることで、干ばつの時には乾燥を防ぐのに役立ちます。また、大雨の時には、畑の土が流出するのを防ぎ、畑に溜まった水を草が吸い上げて蒸散させるので、草のない所よりも早く水が引いていきます。

 畑の周りに掘った溝(通信466号)の効果と相まって、今年は畑の土が流失したり、ハウスにその水が流れ込んだりという被害はほとんど出ていません。

 それ以外にも効果的なことがありました。畝間に草を生やしておくと、害虫の天敵が畑に入りやすくなります。今年はおかげで貴重な場面に出会うことが出来ました。毎年、ニンジンやキャベツなどで被害が大きいネキリムシが捕食される瞬間を見ることが出来たのです。画像(上図)のように、ネキリムシ(左側の幼虫)が天敵の幼虫(右側)に捕食されています。虫に詳しい友人に聞いたところ、この天敵はオサムシ類の幼虫で、生息環境からクロナガオサムシやエゾカタビロオサムシ、アオオサムシなどが考えられるそうです。農園の畑は林に隣接していて、これらのオサムシ類が生育しているようです。後日、オサムシの成虫の死骸にも出会いました。図鑑を見てみると、エゾカタビロオサムシのようです(画像下図)。

 草との付き合い方はまだまだ課題も多いのですが、畑と周りの林との環境を考えながら、草や虫たちと共存出来る農業を考えることが、なんだか楽しくなってきました。

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