通信くさぶえ 463号

白菜、キャベツも貯蔵しました!

 通信461号で紹介した大根は全て収穫して貯蔵しました。続いて、白菜も貯蔵し終えました。白菜の貯蔵も大根と同じように、地面を掘って、その土と木材チップで壁を作り、畔波シートを張りました。白菜は根付き、外葉付きで立てて貯蔵します。白菜にはモミ殻は入れずに蓋をします。

 今年は、ミニ白菜をたくさん作りました。大きい白菜も漬物などには魅力的なのですが、宅配に入れるとなると、半分に切らないと大き過ぎるというお客様がたくさんいると思います。でも、切ってしまうと日持ちが悪くなるので、出来れば切らずにお届けしたいと思い、ここ数年、ミニ白菜の栽培方法、食味、保存性などを検討してきました。今年は、「めんこい」「チャボ」「黄味小町」「お黄にいり」「愛姫」という5品種を作り比べました。食べ比べてみると、それぞれに特徴がありますが、どれも美味しく出来上がったと思います。全部の種類を全員の方にお届けすることは出来ませんが、ミニ白菜を食べてみた感想を聞かせていただけたら嬉しいです。

 キャベツも白菜と同じように大半を貯蔵しました。まだ畑に残っているキャベツもあるのですが、これらは補植用に遅蒔きをしたもので、平年ならもう大きく育っているはずのものです。この秋の天候不順で生育が遅れてしまったようで、葉の巻きが小さいものが多いです。中には大きくなってきているものもありますので、これから寒さが一段と厳しくなってきますが、ぎりぎりまで畑で大きくしてから出来るだけ多くのキャベツを収穫して貯蔵したいと考えています。

 このところの暖かさは本当に春が来ちゃうんじゃないか、と思えるほどです。おかしな天気だと思いながらも、おかげで収穫作業も進むし、キャベツが頑張って大きくなるかな、と助かっています。また、先週3日には夕方、直径5mmほどの雹が降りました。これも農園で初めて見るほどの大きさと量でした。

News463

ナガイモをお届けしています。

 今年のナガイモはどうでしょうか?今年はつるが伸び出してから夏までにかなり虫に葉を食べられてしまい、今年は収穫出来ないのではないか、と心配でしたが、夏以降の暑さで盛り返して大きなイモになってくれました。

 今年のナガイモは首の部分を切り取ってお届けさせていただきます。実は、ナガイモは毎年種イモを購入していますが、種イモは単価が高く、ジャガイモなどとは違って、ナガイモは1つの種イモから1つのイモしか出来ません。今年は一部で昨年収穫したナガイモの首の部分を貯蔵しておいて種イモとして植え付けてみたところ、なかなか良いイモが収穫出来ました。そのため、今年はもっと沢山のナガイモから自家製の種イモを作り、来年の植え付けに準備したいと思っています。くさぶえ農園の新しい試みです。

 見栄えが悪いかと思いますが、調理の際に切り落としてしまう部分だと思いますのでご理解いただければ幸いです。