通信くさぶえ 456号

良いタマネギ苗が出来ました!

 くさぶえ農園は標高約1,000mの高冷地に位置するため、タマネギは作るのに苦労している野菜の一つですが、試行錯誤の末、なんとか良いタマネギが安定して作れる目処が立ってきたように思います。タマネギ苗作りも年々上達してきて、今年は全て農園で育てた苗でいけそうです(例年、足りない分は種苗屋さんから購入していました)。

 また、昨年自家用に栽培したニンニクを種ニンニクにして、今年は600個ほど定植しました。来年7月の端境期などにお客様に1~2回ぐらいお届け出来たら、と考えています。

News456

「なると金時」をお届けします。

 紫イモの「パープルスィートロード」はほとんどなくなりました。代わって、「なると金時」をお届けします。今年の「なると金時」は収量は思ったより少なめで、小ぶりなものが多いです。「パープルスィートロード」の出来が良かっただけに、原因がいまいち分かりませんが、「なると金時」の方が大雨によるかん水や、その後の高温・乾燥の影響が受けやすかったのかもしれません。とは言え、味は悪くありません。これからしばらくの間、お楽しみください。

旬をおいしく  壬生菜

 壬生菜は、水菜の変種で鍋物や漬け物、炒め物などに幅広く利用されている京野菜です。関西では水菜より壬生菜の方が好まれると聞いています。どちらも同じような食べ方が出来ます。露地の壬生菜が大きくなってきたので、いろいろとご活用ください。葉がしんなりしていたら、一度冷水に漬けて、パリッとさせてから調理してみてください。

壬生菜と油揚げの炒め物

材料

 壬生菜 200g
 油揚げ 1枚
 ちりめんじゃこ 1/4カップ
 ショウガ 1かけ(みじん切りに)
 サラダ油 大さじ1
 しょう油 小さじ1
 塩・コショウ 少々

作り方

  1. 壬生菜は4cmぐらいの長さに切り、茎と葉に分けておく(しんなりしているようなら水に漬けて少しシャキッとさせる)。
  2. 油揚げは縦半分に切ってから細切りにする。
  3. 中華なべに油を熱し、ショウガを炒め、香りが出たら、②の油揚げとちりめんじゃこを加えてカリッとするまで炒める。
  4. ③の中に壬生菜を茎、葉の順に入れて、さっと炒め合わせる。しょう油をまわしかけ、塩・コショウで味を調えて、出来上がり。