通信くさぶえ 447号

今年のトウモロコシはどうですか?

 今年のトウモロコシは大雨で倒されることもなく、また電気柵のおかげでタヌキやハクビシンに食べられることも少なく、皆様にお届け出来て本当にホッとしています。

 トウモロコシは夏には欠かせない人気の野菜の一つなので、出来るだけ長い期間、皆様にお届け出来るように作付けています。最初はハウスで栽培したものから始まり、露地物も少しずつずらしながら栽培しています。

 先々週までお届けしていたトウモロコシは、春先の低温の影響が大きかったようで、株によって生育のばらつきが大きく、実の大きさも小さめでした。先週のトウモロコシからは、播種時期がずれて低温の影響が少なかったようで、同じ品種ではないように見えるほど、実もずっしりと重く大きくなりました。

 今年のトウモロコシの品種は、粒が柔らかくて甘みが強い、「ゴールドラッシュ」と「ランチャー82」をメインに栽培しています。8月終わり頃の最後のトウモロコシには、上記2品種よりは甘み控えめでトウモロコシの味が強くする、「キャンベラ90」も一部作付けています。このうち、「ゴールドラッシュ」と「キャンベラ90」はくさぶえ農園でこれまでも栽培してきた品種です。

 今年は「ランチャー82」を初めて栽培してみました。この品種は、タキイ種苗が「極良質品種の中でも、粒のしなびが少なく店もちのよいイエロースイートコーン。粒がやわらかくて食感にすぐれ、ジューシーで食味がよい。」と新品種として売り出したものです。くさぶえ農園としては、「店もちがよい」という点に魅かれて注文しましたが、種子が届く直前になって「発芽率が悪いので他の品種の種子に代えさせていただきます」という事態になってしまいました。種苗屋さんと相談した結果、他の品種に変えずに「ランチャー82」を多めに播くことで発芽率の悪さをカバーすることにしました。栽培してみると、それほど発芽率の悪さも影響がなく、美味しいトウモロコシが出来たと思います。

News447

旬をおいしく  ズッキーニ

 今年のズッキーニは施肥方法を変えたためか、出来がいいです。ズッキーニの株の生育も良いし、収穫したズッキーニの持ちも良く、味も良いように思います。ズッキーニはいろいろな料理に使えますが、ナスの代わりに油味噌にしてみたら、ナスよりも油が少なく調理出来て、さっぱりとした仕上がりになりました。

ズッキーニの油味噌

材料

 ズッキーニ 1本
 ゴマ油 大さじ1
 A
  味噌 大さじ1
  砂糖・酒・みりん 各小さじ2

作り方

  1. ズッキーニは4mmほどの厚さに輪切りにする。
  2. フライパンにゴマ油を熱し、①を歯ごたえが残るぐらいにさっと炒める。
  3. Aをからめるようにまわし入れ、ざっと炒め合わせて出来上がり。