通信くさぶえ 433号

今度は大雪です。

 これまでの通信を読み返すと、今年の天気の変化の激しさが良く分かります。先週は9日にまとまった雪が降り、20cm以上も積もりました。水気を含んだ重い雪で、周りの農家でも柱を入れていないハウスが雪の重みでつぶれてしまったものもありました。道路沿いの木の枝が折れたり、倒れてしまって道をふさいでしまったりもしました。くさぶえ農園ではハウスには1棟につき5~8本の柱を立てていたおかげでハウスは無事でした。

種播きを始めました!

 くさぶえ農園では、毎年3月10日頃から種播きを始めます。いよいよ新しいシーズンの始まりです。冬の間に小松菜やホーレンソウを育てていたハウスを片づけて、大根やカブ、小ネギ、ミニニンジンの種子を播きました。また、育苗ハウス内でトマトやナスの台木、ピーマン、レタス類、キャベツ類、ブロッコリー類などの種子をセルトレイに播き、地中に電熱線を敷いた温床で育苗していきます。

 これから忙しくなっていきますが、この小さな種子たちが今年はどんな野菜に育っていくのか、考えるとワクワクしてきます。今年も沢山の種子を播き、皆様に沢山の美味しい野菜をお届けしていきたいです。

4月は「春待ちセット」をお届けします!

 前回の通信でハウスの葉物野菜がトウ立ちし始めたと書きましたが、3月中は通常の宅配をお届け出来そうです。4月前半ぐらいまではお届け出来るかもしれません。この見極めは非常に難しいのですが、今年は新しい試みに取り組みたいと考えています。

 3月までは通常の野菜パックをお届けしますが、4月に入ったら、内容が少なめのミニ野菜パックをお届けしたいと思います。今までもミニ野菜パックとして残った野菜を希望者にお届けしてきましたが、今年は沢山の野菜が残っているので全員にお届けします。通常の宅配のサイズ(L、M、Sパック)に関わらず、サイズは1種類のみとさせていただきます(Sパックの箱でお届けする予定です)。

 「いつもの宅配と違うので5月の再開までお休みします」という方は、恐れ入りますが連絡をいただきたいと思います。連絡がなければ、通常の宅配の配達パターンと同じようにお届けさせていただきますので、よろしくお願いします。

 これからの時期には、ジャガイモは芽が出てきたり、皮にしわが寄ってきたり、と見た目は悪くなってきますが、食べてみるとネットリとして味わい深く、「この時期のジャガイモは一番美味しいんじゃないか」と思えるほどです。また、葉物野菜もトウが立ってきますが、冬場の甘さとは一味違い、苦味も加わってきます。この苦味成分が、冬の間に身体にため込んだ老廃物などを体外に排出する働きがあり、春には苦いものを食べた方が良いそうです。こういった市場には出回らない野菜の食べ方は、農家ならではの食べ方だと思います。そんな野菜も食べてみてください。

ミニ野菜パック 「春待ちセット」 1箱 2,000円(箱代・送料込み)
 お届けする野菜は、ジャガイモ、大根、小松菜、ホーレンソウ、からし菜、オークレタスなどになります。野菜の状態によってお届けする野菜の種類や量が変更する場合もありますが、ご了承ください。