通信くさぶえ 393号

土づくりをしっかりとやっていきます。

 今年の天気は本当に分かりません。前号にも書きましたが、寒暖の差が激しく、雨も降る時は激しく降り、降らない時はなかなか降りません。地球温暖化というのは、ただ単に気温が上昇するだけではありませんね。最近は、干ばつと大雨の傾向が見られてきました。今年の寒暖の差の激しさもそういった影響なのかもしれません。平年並みの天候ではなくなってきていると肌で感じます。異常気象が普通になってきました。

 また、くさぶえ農園の周りでもシカが増えてきているようです。野菜をごっそり食べられてしまうということはありませんが、今春も麦を食べられたり、マルチの上を歩かれて破られたりしました。昨年は隣の畑の人が植えたばかりのキャベツの苗を食べられてしまい、畑の周囲を電気柵で囲っていました。

 いろいろな意味で農業を続けていくことが大変な時代になってきたように思います。皆さんに安全・安心で美味しい野菜を安定してお届け出来るようにするには、これまで以上に異常気象にも負けない野菜作りが求められていると感じています。

 そのためにも土づくりが大事になってくると考えています。今シーズンは堆肥をしっかり入れていきたいと考えています。そして、土壌分析をしながら、有坂さんの平飼い養鶏の鶏糞を使い、併せてミネラル分の補給をしていきます。詳しくは次号以降の通信でお知らせできれば、と思っています。

 今お届けしている野菜を栽培している畑には昨年12月に堆肥をおよそ1.5トン入れました。そして、今春に有坂さんの鶏糞と苦土(マグネシウム)を入れました。堆肥を入れておいたおかげか、野菜の生育が揃っていて、この天候の中でも伸びすぎずにかっちりと仕上がってきました。お味の方はいかがでしょうか?

種まきや植え付けに忙しいです。

 5月は、長ネギの苗の植え付け、ナガイモの種イモの植え付け、トマトやキュウリなどの果菜類の植え付けなどがあり、また、トウモロコシ、枝豆、インゲンなどの種まきなどもあり、忙しくなってきました。梅雨を迎えるまでにやっておくことがたくさんあります。それでも、畑がどんどん賑やかになっていくのを見るのは何度見ても嬉しいものです。

 今週末には田植えも予定しています。今年も皆さんにお分けできるぐらい豊作でしょうか?

旬をおいしく  レタスセットなど

 昨年より本格的に取り組み始めたオークレタス類は、アンケートでも好印象のようでしたので今シーズンもお届けしていきたいと考えています。くさぶえ農園では、緑の葉のオークレタスと赤い葉のレッドオーク、そして赤くて縮れた葉のフリンジーレッドの3種類を栽培しています。ナラの木(オーク)に似た特徴的な葉は、柔らかく苦味が少ないです。

 我が家ではシンプルに塩とオリーブ油で食べるのがはやっています。子供たちもお皿に山盛りのレタスをペロリと食べてしまうほどこのシンプルな味が大好きです。

 また、水菜やからし菜、スティックシュンギクなどを刻んで加えたり、生のカブをスライスして加えたりしてアレンジしてみてください。