通信くさぶえ 349号

ホーレンソウについて・・・

 前回少し触れたホーレンソウの病気について話したいと思います。お届けしているホーレンソウがモザイク病という病気に罹っています。株が小さい頃に発症し、大きくなるにつれ少しずつですが症状が改善されてきています。それでも中心部分の若葉が縮れていたり、葉先が少し枯れているものが目立ちます。

 このモザイク病にはここ数年悩まされていますが、だんだんその状況が分かってきました。ホーレンソウを栽培しているハウスでは夏場にトマトやキュウリなどの果菜類を栽培しています。このモザイク病の病原ウイルスは恐らくキュウリモザイクウイルスが主体となっていると思われます。このウイルスはアブラムシによって伝染されますが、宿主となる植物は非常に多く、トマトもキュウリもホーレンソウも含まれます。恐らくハウスの中で、例えば「夏場の果菜類 → 冬場のホーレンソウ → 夏場の果菜類 → 冬場のホーレンソウ → ・・・」というサイクルの中で、ウイルスが周年生存可能な環境が成立していて、年々その勢力が強まってきたのではないかと考えています。

 昨秋のホーレンソウ播種前には、堆肥を入れて約3週間養生し、土の中で有用な微生物たちを増やすことでウイルスなどの悪さをする微生物の活動を抑え込もうとしましたが、上手くいったところとそうでないところが出来てしまいました。

 来シーズンは、このウイルスの連鎖を断つためにハウスの輪作の中にトウモロコシ、ネギなどを組み込もうと考えています。また今シーズンのように堆肥などで有用微生物を増やすような施肥設計も行っていきます。こういった対応もようやく出来るようになってきましたが、上手く病気を抑え込むことが出来るのか、試行錯誤が続きます。

 なお、植物ウイルスは人間に移ることはないそうです。気になる方は、葉がちぢれていたり、少しかれているところを取り除いて調理してもらえれば、と思います。よろしくお願いします。

お野菜のお届けは2月いっぱいを予定しています。

News349
雪は10cm以上積もりました。一面の銀世界です。子供たちとカマクラも作りました。

 今シーズンの宅配は2月末までを予定しています。お野菜の状態によって若干は終了日が前後するかもしれませんが、また2月中旬頃に様子を見てお知らせしたいと思いますので、もうしばらくの間、くさぶえ農園のお野菜をお楽しみください。

 2月に入ったら、今シーズンのお野菜についてアンケートも予定していますので、皆様にご協力いただければと思います。

 農園でも、来シーズンに向けて作付けを考えて、種の注文をする時期になってきました。今シーズンの反省をいろいろと生かしながら、皆様にさらに満足していただけるような野菜作りに挑んでいきたいと考えています。来シーズンに向けて準備していることなどについても、これから通信でお伝えしていきますので楽しみにお待ちください。

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