通信くさぶえ 348号

大根を土の中から掘りあげています。

 今シーズンの冬大根の貯蔵は、卵でお世話になっている有坂さんに教えていただいた方法を試してきました。それは、収穫した大根(葉を落としたもの)を大きなビニル袋に入れ、それを米袋に入れて貯蔵するという方法です。ビニル袋に入れるので適度の湿り気を保って保存でき、1袋に大根十数本を入れて、その袋を重ねて貯蔵できるので貯蔵スペースが有効に使えるという利点があります。この方法もかなりいい状態で保存できるのですが、ビニル袋に付いた水分が逆に大根の傷みにつながってしまうこともあります。

 大根の半分は土の中に埋めておいたのですが、土は適度な湿り気があって過湿にはならず、また温度もほぼ一定して貯蔵でき、やはり土に勝るものはない、といった感じがします。土の凄さを改めて感じました。

 これからお届けする大根は土の中から掘りあげたものになっていきます。

News348 また、お届けしているホーレンソウですが、いくらか病気で中心部分の若葉が縮れていたりするものがあるかと思います。気になる方は取り除いて調理してください。

旬をおいしく  花豆

 昨年の花豆は通信でお伝えした通り、台風で支柱が倒されてしまい、収穫があまり出来ませんでした。申し訳ありませんが、今シーズンは毎週のお客様のみに入れさせていただきます。ご了承ください。花豆の食べ方はやはり甘煮が定番ですが、茹でた花豆を野菜スープに入れたり、茹でた花豆を熱いうちにドレッシングに玉ねぎと共に20~30分漬けてから他の野菜と和えて豆サラダにしたりしても美味しいですよ。

花豆の甘煮

材料

 花豆 150~200g
 砂糖 3/4~1カップ弱(砂糖は花豆と同量が基本)
 塩 小さじ1/4

作り方

 花豆は5倍ぐらいの水に浸け、1晩かけて十分に吸水させ、丸くふくらんでシワがないぐらいにしておきます。

<圧力鍋の場合>

  1. 吸水させた花豆を浸け汁ごと圧力鍋に入れて煮る。
  2. 1回目は、加圧し7分ぐらい煮て、じっくりと冷ました後、ゆで汁をこぼし取り替える。
  3. 2回目は、加圧し5分ぐらい煮て、またじっくり冷ます。
  4. その後、お好みの味に調味する。

<普通の鍋の場合>

  1. 吸水させた花豆を浸け汁ごと鍋に入れて、中火にかけて煮る。
  2. 煮立ったらゆで汁を捨て、新しく豆の4~6倍の水を入れて、中火にかけ、煮立ったら弱火にして蓋をして、吹きこぼれないくらいの火加減で柔らかくなるまで煮る。
  3. その後、お好みの味に調味する。