通信くさぶえ 347号

ちょっとですが、「美味しんぼ」に載りました・・・

 何回かお知らせしてきましたが、漫画雑誌「ビッグコミック スピリッツ」(小学館発行)の先週号の「美味しんぼ」で長野県東信地方の有機農家が取り上げられました。日本の農業の未来に光を見出したような、とても好意的な書き方でした。僕としてもいろいろと協力し合ったり、刺激を受けたりしている仲間の有機農家が取り上げられて嬉しく思いました。

 最後のコマで、「今回、次の方々には取材に協力していただきながら、紙幅の都合で登場願えなかったことをお詫びします。みなさまのご協力に感謝し、これからのご努力ご発展をお祈りします。」として10数名の方が名前入りで紹介されていて、その中に僕も登場しています。

 正直言って、これまでの食の安全についての連載ではあまり突っ込んだ内容がありませんでした。あまりにも有名になり、社会への影響力の強くなった「美味しんぼ」ではいろいろなことを書くことに制約があるのかなあ、と思ってしまいます。でも、「こんなに有機農業をしている若い人たちがいるんだ!」ということは、どうしても伝えたかったんだ、という雁屋氏の思いが伝わってきました。

 機会があれば読んでみてください。

旬をおいしく  壬生菜&水菜

 お届けしている壬生菜と水菜は、鍋物や漬け物、サラダなどに利用されている京野菜です。独特の風味とさわやかな辛味、そしてシャキシャキとした歯ごたえが魅力で、カルシウムやビタミンCが豊富です。たっぷりと召し上がってください。今回紹介するハリハリ鍋は壬生菜でもOKです。

水菜と豚バラ肉のハリハリ鍋(4人分)

材料

 水菜 200g
 豚バラ薄切り肉 250g
 油揚げ 2枚
 だし汁 4カップ
 A しょう油 大さじ3
   みりん・酒 各大さじ1
 B 白練りゴマ 大さじ4
   しょう油・みりん 各大さじ1
   鍋の煮汁 大さじ3
   かんきつ類の搾り汁 適量

作り方

  1. 油揚げは油抜きして縦長に4つに切ってそれぞれひと結びする。水菜は根を切り落として、ざく切りにする。
  2. 土鍋にだし汁を入れてAで調味し、油揚げを入れる。5分ほど煮てから、豚肉を広げて加え、肉に火が通ったら、水菜を加えてさっと煮る。
  3. 好みでスダチなどのかんきつ類の搾り汁か、Bを混ぜ合わせたゴマだれで食べる。

(「毎日の野菜おかず大百科」 家の光協会編より)